和家(なごみや)

JR信濃大町駅より徒歩5分の場所にある「和家」は、地元食材を生かした季節の料理が楽しめる居酒屋です。お客様からのリクエストで増えていったというドリンクメニューは、大町市の北アルプスブルワリーで醸造される地ビールや、「大黒」「白馬錦」「市野屋」と大町市内にある三蔵の日本酒など充実のラインナップ。テーブル席やカウンター席の他に少人数用の個室も完備され、ゆっくり会話や食事が楽しめるのも嬉しいところです。

提供しているカクテルは、見た目も涼やかな「破砕ヒート」。ベースとなる「白馬錦」は食中酒として親しまれる辛口の日本酒ですが、同じく大町産の「ハサイダー」を加えることで、ほんのり甘い仕上がりに。レモンを添えることですっきりさっぱり、爽やかな飲み心地が特徴です。店頭では「日本酒で作られたカクテル」というめずらしさが人気を集め、リピーターも多そう。柔らかで甘い味わいが、大町市を流れる水そのものを表した一品です。

また地元の農家から米や野菜を仕入れているという和家にとって、豊かな水は料理の要。特に水の味がダイレクトに影響するという米は、大町市の水をたっぷり使って炊き上げ、本来のおいしさを余すことなく引き出しています。オープンから5年、コロナ禍を乗り越え、多くの人に愛される和家。地酒にカクテル、食事まで大満足間違いなしの料理店です。

ORKINY(オーキニ)

2023年11月にリニューアルオープンした「ORKINY(オーキニ)」。カウンターでマスターとの会話を楽しんだり、大型スクリーンでカラオケを楽しんだり。オーセンティックな雰囲気と、地元の人に愛される賑やかな場、両方をバランスよく併せ持つ店です。東京都生まれの店主は、小学生のときに大町市に引っ越してきたという移住経験者。バーで働きはじめたのをきっかけにウイスキーやカクテルの勉強を始め、魅力にハマっていきました。

提供しているのは、イタリア語で「甘い」という意味を持つ「破砕ズート」というカクテル。ハチミツを使ったウイスキー「ジャックダニエルハニー」に、大町の地酒「白馬錦」や「大黒」と、りんごジュースを合わせたショートカクテルです。ジュースを加えることでアルコール度数を抑え、まったりした甘さは女性にも人気のテイスト。普通に混ぜ合わせるだけでは少し尖った甘さが残りますが、シェイクしてクラッシュされた氷が混ざることで、まろやかな飲み心地を実現しています。他にも地酒とカクテル用ライムを合わせた「サムライ」や、りんごジュースを使ったカクテルなど、気分に合わせてオーダーできるのも魅力です。

バーには欠かせないウイスキー用の丸い氷は、時間をかけて凍らせた大町の水を丁寧に削って用意したこだわりのもの。通常使用する氷にもひと工夫を加え、水っぽくならずに水のおいしさを感じられるよう配慮がされています。

BACKYARD(バックヤード)

2012年にオープンした「BACKYARD(バックヤード)」は、いくつかのテナントが入るビルの2階。階段を上がった先にある扉を開くと、DJブースやたくさんのレコードに囲まれたおしゃれな空間が待っています。「中学生の頃からここで店を開くのが夢だった」という店主は、大町市の出身。過去にはDJをしていたこともあり、今も仲間に声をかけてイベントを開催するなど、気軽に音楽を楽しめる環境が魅力です。

生まれ育った大町市の好きなところは、ゆっくり暮らせるところ。北アルプスを望む景観や夏の涼しさ、ウィンタースポーツに出かけやすいところもお気に入りのポイントです。水のおいしさは幼い頃から感じていたといい、今も店で出す料理に使うのは大町市の水。うどんやラーメンを作ったり、ドリンクの割りものに使ったり。暮らしとも商売とも切っても切り離せない存在として、日々ありがたさを実感しています。

提供しているカクテルは、長野県や大町市の魅力を伝えられそうだからと選んだ「大町アップルハイボール」。ウイスキーに加えるりんごジュースとドライりんごは大町産で、店にも飲みに来てくれるというりんご農家さんのものを使用しています。すっきりした甘さのりんごジュースはお酒との相性もよく、炭酸強めのアレンジで飲みやすさも抜群。ハイボール感はしっかり残しながら、程よく甘く、おいしく飲める新定番のカクテルです。

山麓ファームダイニング健菜樂食Zen

予約制の一軒家レストラン「山麓ファームダイニング健菜樂食Zen」は、千葉県から移住してきた小田さん夫妻が開いた、全粒粉料理のコースが楽しめる店。小麦や野菜などの食材を自分たちで栽培するほか、多くの生産者と関係を築き、地域の魚や卵を使った創作料理を提供します。

「大町の豊かさを紡ぎ直したい」というお二人は、市の定住促進アドバイザーや調理師会の会長、県知事認定の農村生活マイスターとして食と農、地域をつなげる役割も担います。移住してきて特に驚いたという「水のきれいさ・おいしさ」は、手がける料理や農業にも好影響。超軟水で料理の味が染み込みやすく、素直に身体に馴染んでいく感覚は、この土地ならではの魅力です。

提供するカクテルは、鮮やかな色の変化を楽しむ「BE WITH ・・・」。爽やかな甘さと優しいハーブの香りに癒される美しいカクテルです。監修者・山﨑剛さんのレシピでは「バタフライピー」を使用して色に変化を出しますが、Zenでは、特別に許可を得て北アルプス地域で採れる「ブルーマロウ」というハーブを使用。ほかにも「信州北アルプス奥原みつばち園」が限定生産している非加熱のリンゴみつや自家製の桜の塩漬けなど、徹底して地域の食材にこだわったレシピが特徴です。一杯2,200円(税別)とドリンクメニューとしては少し高価な設定ですが、だからこそ、旅の記念日に選ばれる特別な1杯です。

INFORMATION

名 称 和家
住 所 大町市大町3304-2
電話番号 0261-85-4753
HP https://www.instagram.com/izakaya_nagomiya/
名 称 ORKINY
住 所 大町市大町2531-11
HP https://www.instagram.com/orkiny0261/
名 称 BACKYARD
住 所 大町市九日町2495-1ツタコウビル2階
HP https://www.instagram.com/backyard.musicanddrink/
名 称 山麓ファームダイニング健菜樂食Zen
住 所 大町市平6180
電話番号 090-1706-5391
HP https://ksgszen.exblog.jp/
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